時々、必要に迫られた食。


by mutsu-toru

アメリカ

皆さんは「フィールド・オブ・ドリームス」という映画を観たことがあるだろうか?
私はその映画を高校生の時に見たのだが、そのきっかけは雨で練習が休みになったので野球部の監督が「これを見てみなさい。アメリカの二度と帰っては来ない古き良き時代の幻想を追いかける男の物語だ」と言ったからだった。

映画は主演のケビン・コスナーがトウモロコシ畑をつぶして野球場をつくり、そこで起きる様々な奇跡を通して、仲違いした父親と自分との絆を確認するというものだった。途中、主人公が学生運動をしている場面があって、そこで彼は後に妻となる女の子とポテトフライを食べコカコーラを飲んでいた。そのポテトフライは、古びたレストランで使い古された皿の上に盛られていて、それまでポテトフライというとマクドナルドでしか食べたことがなかった私は何か、不思議な好奇心を抱いた。それは、「あ、本物はこういうものなのかな。ほんもののポテトフライはこうなのかな」というモノだったのではないかと今になって思う。あの時見たポテトフライは私に「ほんもの」という感触を与えた。

そして、私は今、スペインにいる。あの時に感じたことは、その後の人生を左右することはまったくなかったということだ。しかし、今も私の中にはあの時のイメージは残り続けている。それは本物のポテトフライとコカコーラ、そしてアメリカというイメージである。
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MUTSU
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by mutsu-toru | 2007-04-11 16:35 | Visita