時々、必要に迫られた食。


by mutsu-toru

カテゴリ:Toru( 10 )

肉弾戦



そこに肉の山がある。あなたの目の前には、肉の山とラベルもついていない安いワインが置いてあるだけだ。あなたは右手にナイフを、左手にフォークを握る。それは本能的な行為だ。そこにある肉は確かにさっきまで生きていた。それを倒し、食そうと思った時から、あなたは実に本能的な行動をとっている。原始の時代から我々の中に宿る本能。生存するために必要な本能だ。恐れるな。その肉はあなたの血となり、筋肉となる。闘争の果てに勝ち得た肉だ。スーパーに置いてあるパック詰めの肉とは違う。森の中で追跡し、撃ち倒した獲物の肉だ。養殖された肉とは対極にある肉だ。それはあなたの本能を目覚めさせる。ナイフとフォークをかざせ。あなたの歯が肉を切り刻む。あなたは知るはずだ。あなたは殺し屋で生存者だ。だが、その行為によってあなたは勝者になる。六本木ヒルズに住んでいる”勝ち組”が一生なることのできない”究極の勝者”だ。

サバイバルに勝利した者の目の前にだけ、肉の山がある。その肉は今も脈打っている。それを食せ。血と肉を作り、次のサバイバルに勝利するための準備をしろ。あなたは勝者だ。あなたは勝ったのだ。











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6月16日のお昼に、アルゼンチンレストランで「ASADO-焼いた肉-」を食べ、その日の夕方に世界最高レベルのフットサルを見たことで、ハイテンションになりました。だから、「また肉、食べちゃおっか!!!ねねねね、食べちゃおうよぉおぉ!!」とザマさんと盛り上がったので、僕らはスーパーにお昼に食べたものとまったく同じ種類の肉を買いに行きました。レストランの値段の4分の1で買えちゃって、ラッキー、やっぱり、レストランなんて行くもんじゃないねぇ。なんて言いながら家に帰って、でっかい鍋に油をしいて、肉を放り込んで、焼きました。台所の棚に、いつ貰ったかわからないような赤ワインが眠っていたので、それを開けて飲みました。そのワインにはラベルがついていないので、どこのワインなのかはわかりません。でも、きっと安いと思います。高いワインを飲む理由が僕らの生活のどこにも見当たらないからです。けれどもそのワインは、サラサラとしていて塩とコショウを振りかけて焼いただけの肉に実に良く合いました。

皿の上に肉がぶつかり合うように積み上げられています。まさしく肉弾戦です。



Toru



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by mutsu-toru | 2007-06-23 12:22 | Toru
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by mutsu-toru | 2007-05-28 16:47 | Toru

夜食ぅ~

作業中に速攻作成
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どやっ!
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by mutsu-toru | 2007-05-20 19:08 | Toru

パエージャDS その2

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Toruは進化している。
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by mutsu-toru | 2007-05-16 05:28 | Toru

Toruパスタ4月27日版

Toruパスタ、4月27日版。7人制の後は、やっぱToruの料理が欠かせない。
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材料、調理法は、Toruさん、よろしく。締め切り明けでしんどいと思いますが・・・。
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by mutsu-toru | 2007-04-27 23:59 | Toru

パエージャDS

朝から外は雨だった。眠っている時から、真っ暗闇の中に雨の音、響いているよ、っけ。と思っていたのだが、結局朝から雨だった。

昨日で仕事が一段楽したこともあり、私は今日、楽しい休日を過ごそうと思っていたのだが、雨で流れた。ざー

ということで私は家の中で遊ぶことにした。読書、音楽鑑賞、DVD鑑賞、楽しかったぁ。腹が減ったので更なる遊びをすることにした。家庭内用遊具的な料理をすることにした。人呼んで「パエージャDS」 ゲーム感覚で、Nintendo DSで数独を解くかのような感覚で、パエージャを作るのさ!!


私は直感でシーフードミルクパエージャを作ることを決めた。びっびいびびびびびびびびんん。と脳天から全身に命令が下ったのだ。

だが、私が所持していたのは「冷凍された鱈(タラちゃん)」だけだった。っち、買出しだぜ、やった!と、外に出る口実ができた私は、改めて「本当はお出かけしたかったのにな・・・」とつぶやいた。



雨が降っていて更に午後3時ということもあって、スーパーは超空いていた。つまり、”スーパー”空いていた。ぷぷっW

玉ねぎとイカの輪切りと小エビ、そして鶏肉を買って外に出ると、雨は上がっていた。「雨上がりの夜空に」が聴きたいなぁ、こんな日はと思いながら、逆に絶対にサイモンとガーファンクルは聴きたくないな、こんな日はと思いながら家まで戻った。


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玉ねぎとニンニクをオリーブオイルで炒め、鶏肉、海老、イカを次々にぶち込んだ。パエージャを作る時はこの”ぶち込む”という感覚が大事なのだ!この野郎、ぶち込んでやる!という気迫が、負けん気の強い旨みを引き出すのである。本当かよ。


そして、それぞれのエキスが抽出された頃に水を足し、ミルクソースを加え、更に鶏がらスープの素を加え10分待った。

いいね、いい感じ。そうつぶやく声をかき消すように、シャラシャラシャラと米が鍋の中に滑り込んでいった。



で、蓋をして、ミルクと海と鶏肉の香りの中にちょっと焦げた匂いが混ざった頃に蓋開封。

できあがったよ。はい、手洗ってぇ、おもちゃは片付けてきなさいよ!テレビ、スイッチ消して、あ、ナプキン、持ってきてねぇ。


いただきます。


食べ終わると雨が上がっていて、ランニングにピッタリの天候。湿気と陽光を愉しみながら、私は1時間ほど、ランニングに興じた。パエージャDSも楽しいが、体を動かすことも楽しいのお。




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by mutsu-toru | 2007-04-27 01:17 | Toru

今日のパスタ、その1

今回Toru氏のご指名を頂き不束ながら寄稿させていただきます。こそです。

この日は金曜恒例のサッカーの集いが行われ、僕はプレーはしませんでしたが、水本が生んだフットボリスタ、K氏の華麗なプレーを中心に、mutsu氏、toru氏などもビデオカメラにおさえるという任務をいただいたがために、不束ながら同席させていただきました。

日々のルーティンに流され続けている皆さんにとって、唯一のオアシスであるこのサッカーを制限時間ギリギリまで楽しんだあとは、もはや恒例になりつつあるmutsu氏宅で開催されるcena(夕食会)。
毎回開催されることは決まっているものの、誰が何を作るかなんて予定はまったく決まっていないこの会。今回も、みんな口々に「cenaやりましょう!」とはいうものの、「僕が料理しますよ!」と口にだすものはいませんでした。
なんとなく不穏な空気が流れる中、沈黙を破ったのはtoru氏。


「じゃあ今日は俺が作ったるで!」


さすが料理ブログを主催しているだけあって、積極的だなぁって、思いました。

皆さん一旦帰宅し、シャワーを浴びてからmutsu氏宅へ再集合。僕が着くとそこにはすでにtoru氏がコンロの前で格闘している姿がありました。

「今日はどんなスペクタクルな料理を僕たちに食べさせてくれるのだろう…」

そんな期待を胸に、mutsu氏と今後の日本についてあーだこーだ熱く討論すること数分、ついに待望のあの叫び声が。

「みんな、できたでぇ!」

にわかに歓声が上がり、面々は駆け足で食卓へと急ぎました。

で、出来上がったのがこちら。
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見た感じはただのぺペロンチーノ。が、しかし、食べてみるとあら不思議、そこには高校時代、部活の帰りによく食べていた近くの食堂のなつかしの焼きうどんの味が!

ほのかに香る醤油の匂いが食欲を増幅させ、このパスタはみるみるうちに我々の胃袋へと吸い込まれていきました。

ほんと、うまかったなー。

しかし、空腹とは時に残酷なもので、いくら美味なものを食したとはいえ、量を求めてしまうのです。

そこで立ち上がったのは、誰を隠そう、あのmutsu氏であった。






続きはWebで!
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by mutsu-toru | 2007-04-21 01:08 | Toru
ドリアを熱している間、釜戸では別の料理が用意されていた。

ある者は、たまねぎと鱈の身をお湯にポトポトンと入れてぐつぐつと煮込んで、スープを作った。鱈からは海の風味が滲み出し、それはたまねぎの甘みと絡まりあって人々の空腹感を煽った。ぐうううとお腹を鳴らした少年が言った。

「おいら、こんなスープを食べるのは船に乗っていた時以来さ」

「むむ、君はどの船に乗っていたのだい?私は”曇りの日でも心は晴天号”に乗っておったがね」

「おいらが乗っていたのは”にんじんジャガイモたまねぎ号”だよ」

「そうかい、あれは勇敢な男たちの乗った船じゃった。ああ、君、スープはね、食べるのではなく、飲むのだよ、いや、食べるというのかな?どちらだったかな?ぬはは、私がわからなくなってしまったよ、だがね、このぐつぐつと音を立てているおいしそうなスープは、食べても飲んでも、いずれにせよ、幸せな気分に我々をさせてくれるはずだよ、ぽぽぽ」

「おっさん、面白いこと言うね、だからおいらは船乗りが好きさ!!」

出来上がったスープを口にした時、それまで拡がり続けていた我々の空腹感は満足感と期待感へと変貌を遂げた。お腹を空かしていたことが良い事だったように思われ、また適度な刺激を受けた胃が目の前に置かれたドリアへの意欲を示したためだった。
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少年は「海の音が聞こえる」と言った。
おっさんは「まさに心は晴天だよ、ぽぽぽ」と言った。
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by mutsu-toru | 2007-04-11 16:31 | Toru

混ぜるな危険。

皆様、こんにちわ。今日もVamos a comerの時間がやってまいりました。スペインのホットでクールなお料理情報番組であります。

さて、今日のお昼はカレーシチューを作りました。
セビージャに遠征していたMUTSUのために、何か作ろうかと冷蔵庫を開けたTORUは、「あ、これ、カレーしか作れないね。カレーは辛れぇ。」と呟きました。

そして、玉ねぎ、茄子、人参、ニンニクをドカドカと切って煮込み、後から鱈(タラ)をホイポイと入れ、最後に2人前ずつ残っていたカレーとビーフシチューのルーを割り入れて、お米を炊いて出来上がり。


あっという間に出来上がったのであります。肉とは違ってお魚さんは長時間煮込まずともOK。さらには、敢えて小さな鍋に野菜を多くぶち込むことで鍋内の圧力が高まり、自然と圧力鍋効果が生まれて野菜の旨みが短時間で染み出てくるのでありました。ラッキー。やったね☆きらりん。得しちゃったよぉ。え、知らなかったの?ワタクシ、あほね。でも結果オーライね。ブイサイン(チョキ)。



できあがったものの写真をアップしましょう。ワタクシはとろけるチーズを乗せました。チーズカレー。某カレーチェーン店秘伝のチーズカレーであります。でも、某カレーチェーン店自慢の「1300g完食」に挑戦するのなら、チーズをトッピングしてはいけません。熱さのため早く食べられず、満腹感だけが増してしまって、ラストスパートが利かなくなってしまいます。そして完食で無料はおろか、「もうカレーなんか二度と食べたくない!!」という最低な気分になり、さらに1500円を払わなくてはいけなくなります。それは悲劇であります。残酷であります。


とにかく、今日のメニューはカレーシチューでありました。「混ぜるな危険」という題名がついたのは、なぜなら、あんまりにも美味しくて、お代わりしたくなってしまって、TORUは再びお米を炊くようになってしまったからです。食べすぎ注意であります。


では アディダス(アディオス)


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by mutsu-toru | 2007-04-06 22:02 | Toru
皆様、はじめまして。このたび、MUTSUとTORUが、「VAMOS A COMER」というブログを開設しました。スペインに住んでいる二人が発明、もしくは必要に迫られて生み出す料理を紹介するこのブログには「VAMOS A COMER」=「おい、食っちゃおうよ!!この野郎!!食っちゃおうよ!」というタイトルをつけました。

タイトルからもわかるように、「お腹空いたなぁ、何か食べたいなぁ、食っちゃおうかなぁ、おい、食っちゃおうよ、作っちゃおうよ!!」という我々が生きるために必要な栄養を補給するためのサイン(アラーム)によって作り出された料理をこのブログでは紹介していきます。

元はといえばこのブログを立ち上げることになったのは、MUTSUとTORUが二人だけで夕食を食べたことに起因します。

あの場面を再現するとこうなります。

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無口な二人がTORUの家の台所で、鶏腿肉をトマトソースで煮込んでいました。二人は特に何かを話すわけでもなく、コトコトと音を立てる鍋を見つめていました。その日、二人はチェルシー対バレンシアという欧州トップクラスのサッカーチームによる試合をテレビで見て、「やっぱり、トップクラスはすごいなぁ、本物はすごいなぁ」と心の中で何度も唱えていたので、鶏腿肉を煮込んでいることなど、どうでもいいやと口には出さずに思っていたのでした。

ところが、鶏腿肉に火が通り、TORUが何の気もなしに、「もうそろろいいかな、食べ頃かな」と言った時に、MUTSUが、「いや、もうちょっと煮込んでみようよ」とTORUの言葉を悪意なく遮ったので、二人の間に何か新鮮な驚きが生じました。それは、もしかするとトキメキのようなものだったのかもしれません。何故なら、二人はそれまで何かを料理しようという時に、こうしたらもっと美味しく食べられるのではないか、こうしたら美味しく見えるのではないかという人並みなことを考えたことがなかったからです。初めて体験するような事柄が、自分にとって有意義なものをもたらしてくれる、そう思った時に人間とはトキメキを感じるのかもしれません。


MUTSUが発した「ねえ、もっと煮込んでみようよ」という言葉は、二人にとっては革命的なものでした。かくして二人は鶏肉を4時間に渡って煮込みました。

その間、二人はサッカーのスペインU-20代表と日本U-20代表の圧倒的な力の差に互いに愕然としている会話や、「ねえ、なんでMUTSUは1980年代に親戚のおばちゃんの家に遊びに行った時に出てくるようなお菓子を”夜食”と言って二袋も買ったの?」ということについてボソボソと話していました。

4時間が過ぎ、二人がどちらからともなく「あ」と言って、鍋を開けた時、換気扇を「弱」にしていた台所にはやわらかくて甘い香りが漂いました。その香りは、鶏腿肉の内側の骨の髄までトマトソースが滲みこみ、逆に鶏肉の旨みが骨の隋からトマトソースの中に溶け出してしいるぞ、なんてこった!!ということを二人に告げました。

その香りはあまりにも心地よいものだったので、TORUは0,80EUROで買ったワインを「飲もう、飲もう」とMUTSUに持ちかけてしまい、3月分の領収書をその夜の間に整理し終えようと決意していたMUTSUは危うくその誘いに乗りそうになってしまいました。


かくして二人は鶏腿肉を食べることになりました。二人は「ねえ、ナイフ、いるかな?トマトソースはスプーンがあったほうが上手にすくえるよね、あ、チーズかけてみようよ」と互いに言い合いながら鶏腿肉を鍋からお皿によそいました。

さっきまでコトコトと音を立てていたトマトソースと、その中でじっとしていた鶏腿肉にチーズを一切れのせるとフワッと湯気が上がって艶(なまめ)かしい香りがサロンに漂いました。その香りを嗅いだ二人は、「うわ、うわ、旨そう、旨そう、わぁぁぁぁい」と言いながら鶏腿肉に齧り付きました。

ついさっきまで煮込んでいたお肉はとても熱く、二人は「あづっ」と悲鳴をあげました。しかし、あまりにもお肉が柔らかく、さらに噛り付いたその瞬間に何とも言えない旨みが口の中に広がったので、二人はその肉を口から離すことができませんでした。そして、二人は不思議なことにその一口目を齧り終えた後には、「チェルシーとバレンシアの試合はすごかったね、来週の第二戦目の取材に行くのが楽しみだね!!えへへ!!」と活き活きと話し始めたのでした。

お肉を食べ終わり、会話が一段落すると、二人は「ねえ、このお肉美味しかったね」とどちらからともなく、そしてさり気なく、言い合いました。何か重要なことを一緒に体験してしまったという照れくささと誇らしさがその場にはありました。それに気がついた二人は、またしても互いに「ねえ、こういう感動、残したいよね、ね、ね、ね、ね?」と言い合いました。

そして、このブログが開設されることになったのです。


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というわけで、今後、二人は以上のような感動を得た「食事」をする度にこのブログを更新していきます。


よろしくお願いします。


MUTSU TORU
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by mutsu-toru | 2007-04-05 13:32 | Toru