時々、必要に迫られた食。


by mutsu-toru

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肉弾戦



そこに肉の山がある。あなたの目の前には、肉の山とラベルもついていない安いワインが置いてあるだけだ。あなたは右手にナイフを、左手にフォークを握る。それは本能的な行為だ。そこにある肉は確かにさっきまで生きていた。それを倒し、食そうと思った時から、あなたは実に本能的な行動をとっている。原始の時代から我々の中に宿る本能。生存するために必要な本能だ。恐れるな。その肉はあなたの血となり、筋肉となる。闘争の果てに勝ち得た肉だ。スーパーに置いてあるパック詰めの肉とは違う。森の中で追跡し、撃ち倒した獲物の肉だ。養殖された肉とは対極にある肉だ。それはあなたの本能を目覚めさせる。ナイフとフォークをかざせ。あなたの歯が肉を切り刻む。あなたは知るはずだ。あなたは殺し屋で生存者だ。だが、その行為によってあなたは勝者になる。六本木ヒルズに住んでいる”勝ち組”が一生なることのできない”究極の勝者”だ。

サバイバルに勝利した者の目の前にだけ、肉の山がある。その肉は今も脈打っている。それを食せ。血と肉を作り、次のサバイバルに勝利するための準備をしろ。あなたは勝者だ。あなたは勝ったのだ。











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6月16日のお昼に、アルゼンチンレストランで「ASADO-焼いた肉-」を食べ、その日の夕方に世界最高レベルのフットサルを見たことで、ハイテンションになりました。だから、「また肉、食べちゃおっか!!!ねねねね、食べちゃおうよぉおぉ!!」とザマさんと盛り上がったので、僕らはスーパーにお昼に食べたものとまったく同じ種類の肉を買いに行きました。レストランの値段の4分の1で買えちゃって、ラッキー、やっぱり、レストランなんて行くもんじゃないねぇ。なんて言いながら家に帰って、でっかい鍋に油をしいて、肉を放り込んで、焼きました。台所の棚に、いつ貰ったかわからないような赤ワインが眠っていたので、それを開けて飲みました。そのワインにはラベルがついていないので、どこのワインなのかはわかりません。でも、きっと安いと思います。高いワインを飲む理由が僕らの生活のどこにも見当たらないからです。けれどもそのワインは、サラサラとしていて塩とコショウを振りかけて焼いただけの肉に実に良く合いました。

皿の上に肉がぶつかり合うように積み上げられています。まさしく肉弾戦です。



Toru



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by mutsu-toru | 2007-06-23 12:22 | Toru